ビジネス・エコシステムで共有するデータを多くの組織がどのように利用しているのかについて、ベルギーのスタートアップ企業Fraktion社の共同創業者と富士通によるウェビナーが開催されました。本動画では、保守的な業界において不動産価値のトークン化とトレーサビリティを実現するブロックチェーンによる事例を軸に、様々な課題解決とともに新たな市場の可能性を導く取り組みについて配信します。
富士通の考えるトレーサビリティ(Traceability:追跡可能とする)とは:多様なステークホルダーが保有するデータをつなぐことで、いつどこで誰がどのようなやり取りしているかを透明で効率的な形で提供し、取引に安心と信頼をもたらすことです。
トレーサビリティ/ブロックチェーン事例
ウェビナーの見どころ
1,000万ユーロを超える商業不動産の世界は、銀行や年金基金などの機関投資家が中心の業界です。しかし資金を持つ投資家にとっても1件の投資額が大きいわりに、ライセンス上の問題や一定期間賃貸されないといった大きなリスクを抱えており、結果、市場は低迷してしまっています。
こうした市場に対し、ベルギーのスタートアップ企業Fraktion社は商業用不動産の価値をトークン化する不動産の売買といった新しいアプローチで挑みました。「トークン化」自体が安全で倫理的、透明性であることが投資家や不動産の所有者にとって必要不可欠として、ビジネスプロセスにすでに導入している富士通のブロックチェーンソリューションを選択しました。
結果、取引プロセスのコスト削減、ガバナンスの強化、仲介業者の業務最適化、さらに、投資金額の小規模化とリスク分散を実現し、投資機会の創出とともに「データ中心主義」による新たな市場の可能性を導いています。本事例について詳しくは、ぜひウェビナー動画をご覧ください。
ウェビナーの視聴はこちら
透明性とトレーサビリティで業界を変革(ブロックチェーン事例)
How to shake up an industry with transparency and traceability
- スピーカー紹介
Fraktion社の共同創業者 サシャ・ヴァーヴェッケン氏、ベン・ピータース氏、
富士通ベルギー フレデリック・デ・ブレック、司会 Destrier社 サイモン・ジョーンズ氏 - 商業不動産取引の参入障壁
- 不動産価値のトークン化
- ブロックチェーンによる「資産の民主化」
- 「データ中心主義」による新たな市場の可能性