グローバル
サステナビリティ
トランスフォーメーション
調査レポート 2022
サステナビリティを加速する
デジタルファーストアプローチ
サステナビリティ・トランスフォーメーションとは、環境・社会・経済により良いインパクトを与えるためにビジネスを変革することを意味します。環境、社会、経済のサステナビリティ(持続可能性)は、個人、企業、政府が取り組むべき喫緊の課題です。
富士通はForrester Consulting に委託して、2022年2月、9カ国1,800人の意思決定者を対象に、サステナビリティ・トランスフォーメーションの現状と、どのようにデジタル・トランスフォーメーションがサステナビリティの向上に求められる変革に寄与しているかを調査しました。
本調査によって、サステナビリティがビジネスの最優先事項になっていること、多くの組織がすでにサステナビリティ・トランスフォーメーションに着手しているものの取り組みが成熟しているとは言えない状況にあること、そしてデジタルイノベーションとサステナビリティ・トランスフォーメーションの間に強い相関関係があることが明らかになりました。
さらに本調査レポートでは、サステナビリティ・トランスフォーメーションの7つの課題や4つの成功要因について分析を行い、4つの重要な提言をしています。サステナビリティに取り組む企業の一助となれば幸いです。
詳細はレポートをご覧ください。
サステナビリティは経営の優先課題へ
サステナビリティの経営における優先順位はこの2年間で急激に上昇しています。
調査によると、2年前と比較して、60%の組織でサステナビリティの優先度が高くなっています。また回答者の41%が、サステナビリティを経営の最優先課題の1つと考えていることが分かりました。
![60%の企業が、この2年間の間に経営におけるサステナビリティの優先度が高まったと回答しています。](/-/media/Project/Fujitsu/Fujitsu-Portal/vision/ftsv_img_02_420x330_jp.png?h=320&iar=0&w=420&rev=9604c9b1b2dd42dea70335db4baf37ac&hash=D5B718DFB870B9374C610A05E852296A)
![41%の企業が、サステナビリティは自社におけるトップ3の優先課題の一つであると回答しています。](/-/media/Project/Fujitsu/Fujitsu-Portal/vision/ftsv_img_03_420x330_jp.png?h=320&iar=0&w=420&rev=61125804ff7144e8933e5b9278a0fa7a&hash=5D71A3C1DFEF06BA06B9564E4E08269E)
出典:2022年2月 富士通がForrester Consultingに委託して実施した調査
では、サステナビリティの優先度が高まったと回答した背景には、何があるのでしょうか。
回答者の54%は、若い世代の間でサステナビリティに対する意識が高まっていることに注目しています。一方で、49%が規制の変化を主たる理由として挙げています。
企業は、主要なステークホルダーからの高まる要請に対応するため、サステナビリティへの取り組みを加速させているといえます。
![サステナビリティの優先度が高まった理由の上位4つです。54%:若い世代のサステナビリティに対する意識が高く、事業に影響を与えているから。49%:政府の規制やガイドライン、消費団体からの要請に対応するため。43%:商品・サービスの価値向上や企業のブランド価値向上につながるから。39%:消費者や顧客がサステナビリティの向上に貢献することを求めているから。](/-/media/Project/Fujitsu/Fujitsu-Portal/vision/leadership-challenges/sustainability-transformation-survey-2022/ftsv_img_03_840x260_jp.png?h=260&iar=0&w=840&rev=3f41ea56d5934aebb51a48fb7e67fc8d&hash=CDC25190605BE914063D2B89F381361D)
出典:2022年2月 富士通がForrester Consultingに委託して実施した調査
サステナビリティ・トランスフォーメーションの成熟度
企業におけるサステナビリティの取り組みは、実際のところ、どの程度進んでいるのでしょうか。
調査では、真に成熟したサステナビリティ・トランスフォーメーションの組織能力を持ち、リーダーと言える企業はわずか5%でした。その一方で、54%もの企業が、サステナビリティに関する取り組みを実行していない 「非アクティブ」 という状況にあります。
![サステナビリティをCSR活動の一環や個別事業の取り組みとして実施している企業は33%。サステナビリティのビジョンを策定している企業は21%。これらは非アクティブの企業です。サステナビリティのビジョン・全社戦略を策定、事業の一環として実行している企業は25%。これらはフォロワーの企業です。サステナビリティのビジョン・全社戦略を策定、事業の一環として実行し、具体的な成果を上げている企業は16%。これらはネクストリーダーの企業です。サステナビリティのビジョン・全社戦略を策定、事業の一環として高いレベルで包括的な施策を実践し、より大きな成果を上げている企業は5%。これらはリーダー企業です。](/-/media/Project/Fujitsu/Fujitsu-Portal/vision/leadership-challenges/sustainability-transformation-survey-2022/ftsv_img_04_840x323_jp.png?h=323&iar=0&w=840&rev=abf2132565bb4df69b1575eb2b8b9178&hash=1B305CBA6D307C4BBAFD215E4FB09911)
出典:2022年2月 富士通がForrester Consultingに委託して実施した調査
私たちは、リーダー企業を分析することで、サステナビリティ・トランスフォーメーションの成功要因と言える4つの要素を明らかにしました。また、デジタル・トランスフォーメーションとサステナビリティ・トランスフォーメーションの間に強い相関関係があることも判明しました。
本調査レポートでは、これらの調査結果の詳細と、そこから見えてきた課題や重要な提言についてまとめています。ぜひレポートをダウンロードしてご覧ください。
![サステナビリティを加速するデジタルファーストアプローチ](/-/media/Project/Fujitsu/Fujitsu-Portal/vision/leadership-challenges/sustainability-transformation-survey-2022/ftsv_img_05_1100x619_jp.jpg?h=619&iar=0&w=1100&rev=a292b1349245413181e9ab1ef87fb477&hash=FD6B6944893DB961BA08B1C9D5B84545)